みなさんこんばんは。お元気ですか。
最近アメリカ株投資について目にする機会、増えてますよね。
私、マネー雑誌もよく見るのですが、ZAIさんとか、特集組んでたりしますよねぇ。アベノミクスも今は昔。出版会社も購読者をあおるべく、戦線を拡大してるのでしょうね。大人気のFIRE(「Financial Independence(経済的自立), Retire Early(早期退職)」)も欧米で勃興した流れですから、投資で人財産築いて楽隠居したいという多くの方が夢見る方が、欧米株、特に全世界の株式時価総額の50%以上を占めるアメリカ株に注目するのは自然なことだと言えます。
もくじ!
アメリカは日本よりも成長している!
私もほんの数年前までは、現状維持バイアスにがっちりからめとられていたのでなけなしの資産のほぼすべてを日本株をはじめとする日本を対象とした金融商品で運用していましたが、見切りをつけ始めてます。理由は、
①日本株の世界の時価総額に占める割合は10%以下であり、50%を超えるアメリカ株と比べると見劣りする
②急激な少子高齢化を伴う人口減少、活力のない社会に展望がないこと
です。まだ株式としては500万円程度ですけどね!これから投資する人は、どうせだったら初めからアメリカ株に投資したほうが良いとまで考えております。何せ国全体が成長していれば、その中で活動している会社も売り上げが伸ばしやすいのは自明の理ですもんね!市場がシュリンクしている中で、利益を上げる企業は当然ありますが、難易度が段違いに高くなります。それでは日本とアメリカの元気具合を確認してみましょう。
下の図をご覧ください。

1990年から、一人当たり名目GDPの推移をグラフ化したものです。
GDP(gross domestic product:国内総生産)とは、国内で新たに生み出された物・サービス の総額で、経済の規模を表す物差しとして使われます。
日本は横ばいですが、アメリカは順調に伸びてますね。素晴らしい。このままオゾン層あたりまで伸びてきそうな右肩上がりです。それに引き換え日本さん…。寂しいですねぇ。バブル崩壊までは「JAPAN AS No.1!!」だったはずなのですが。見る影もない。
この比較チャートを見て!
さらに株価を見てみますと、

見にくいのですが、1990年から2021年の30年間に、S&P500は10倍強、日経はほぼ横ばい(チャートを作った日付ではまさかの22%の減少)となっております。(ご注意:日経225と比べるならダウ30種という向きもございましょうが、より多くの企業を包含する指標としてS&P500で比べてみています)S&P500指数に連動するETFなり投資信託なりに投資しておけば、労せず10バガー(10倍!)ですよ。最近のアメリカ株は調子が良すぎ(バブルの懸念すらあり)ですし、過去の実績が将来の成長を保障するものではないという一定の留保があるとはいえ、「日本の将来とアメリカの将来と、どっちが伸びると思う?」と問われれば、10人が10人、アメリカだと答えるのではないでしょうか。
アメリカ企業は日本に比べて株主重視!
終身雇用の日本に比べ、不況となれば従業員の首切りも厭わないアメリカ。そういった米国企業の姿勢を批判する方もいらっしゃるでしょうが、経営者が出資者である株主に対して、利益を出すことで報いるという意思は日本の比ではありません。
コロナ禍の下、2020年のアメリカにおけるROE(株主資本利益率)は15.7%に低下したとはいえ、東証一部の予想ROEである5.2%を大きく上回っています(3倍超!)。本で読んだところでは、米国企業の場合、ROEは高くて当然なので、日本企業のように、中期経済計画にROEの目標を掲げることはめったにないそうです。

結論:アメリカに投資しましょう!
以上のことから、日本市場とアメリカ市場を比べた場合、アメリカに投資をした方がリターンを期待できるという結論が導けます。投資し始めてからわかるのですが、アメリカ株投資ってすごく敷居低いですよね。売買単位も1株からです。日本株では売買単位が100株の企業が多く、世間が知っているような大きな企業に投資をしようとすると数十万が必要となることがほとんどです。翻ってアメリカ株は、一番大きな時価総額を持つアップルでも1万円台中盤で購入できます。また、一昔前は手数料がネックでしたがここ数年でぐっと引き下げられました。ネット証券ならすごく安い!今まで株なんてやったことないよという人や、日本株しかやっていないよという人でも、試しにやってみる価値はあると思います。
今、日本の銀行に100万円預けておいたとして、1年間でつく利息っていくらだか想像できますか?なんと20円です!1回でも時間外にATMで引き出したらマイナスです。あほらしい。
マイナスになる場合も十分ありますが、挑戦にリスクはつきもの。頑張って踏み出しましょう。