もくじ!
お金について考えることは大切です
皆さんはお金についてどのくらい考えていますか?私の両親は愛情深く私を育ててくれてはいましたが、お金には苦労していました。そのせいか、私は若いころから人よりもお金について考える機会が多かったような気がします。
空腹で困るようなことはありませんでしたが、よそのご家庭では当たり前のように買ってもらえていた自転車やゲーム機が、高嶺の花のように思えていました。
特に若者のみなさん、お金について考えたことはありますか?将来の夢や目標を叶えるためには、お金の準備が不可欠です。そして、そのためには投資が大きな役割を果たします。
でも、投資って難しそうで敷居が高いと感じませんか?実は、若い時期から投資を始めることで、将来の財布を豊かに育てるチャンスが待っているんです!
この記事では、若者の皆さんに投資の重要性や魅力を伝え、少しでも早く投資を始める意欲を高めていけたら、と考えております。資産形成の基本から始めて、具体的な投資方法やポイントを紹介していきます。
一緒に未来の財布を育てましょう!将来の夢や目標を叶えるために、若いうちから投資の力を活かしていきましょう!
資産形成の基礎
収入と支出のバランス
ここは年功序列の日本。若いうちはなかなか多くの収入を得ることが難しい。また、失われた30年のおかげで、中年も稼ぎを増やすことは相当困難です。
こういった環境では、収入を増やすだけでなく、支出をコントロールすることも重要です。
数か月で良いですから、家計簿を作成し、定期的な予算管理や節約意識を持つことで、資産形成のための貯蓄を積み上げることができます。
最近は勝手に集計してくれる便利なアプリも多くありますからね。
緊急時の予算を確保
病気やけがなどで、収入が断たれた場合に備えて適度な現金を確保しましょう。
数か月分の生活費相当の金額を目安に設定し、安心感を持って資産形成に取り組むことができます。
よくブログやyoutubeで聞くのは3か月から半年分ですが、これは個人の生活環境によって全く異なります。一家の大黒柱でお子さんもいらっしゃるようであれば、もっと多くの現金を確保する必要がありますし、逆に実家暮らしで独身であれば、過度の余裕を持つ必要はありません。私の若いころは全額投資に回しておりました。いわゆる「フルインベスト」ですね。
具体的な投資方法
株式投資
株式は企業の株式を購入し、その企業の成長や配当を受け取る投資方法です。個別株を選ぶことができますので、己の実力を試してみたいときは、ここに注力することになります。加えて日本では優待をもらえたりするのもこの方法の魅力ですね。
投資信託
投資信託は複数の株式や、債券、商品(金、銀外)等、多岐にわたる資産を組み合わせたポートフォリオを運用する仕組みで、専門のファンドマネージャーによって管理されます。リスク分散や専門知識の活用が可能です。よく言われるのは「幕ノ内弁当」のように、いろいろなおかず(商品)が詰め込まれて、一つのお弁当として売り出されているようなものです。
ETF(上場投資信託)
ETFは個別株と同様に株式市場で上場されており、特定のインデックス(日経225やS&P500等の指標のことです)やセクター(金融業界の株の指標や、半導体業界の株の指標などです)に連動した投資ができます。手数料が低く、市場の動向に合わせて投資できる利点があります。
不動産投資
不動産への投資は憧れますが、相当難易度も高くなります。現物不動産の購入は、物件の選別眼やローンを組む必要がある場合が多いなど、かなりの上級者向けといってよいでしょう。一般向けとしてはリート(不動産投資信託)による投資があります。こちらは小額からの投資も可能ですが、ボラティリティ(変動の大きさ)も大きく、不動産市場の動向に注意が必要です。
投資のポイント
定期的な投資と長期保有
定期的な投資とは、一定の期間や頻度で一定額を投資する方法です。私は毎月、定期的なスケジュールで資金を投入しています。
これを継続することで、市場の変動に左右されずに資産を積み上げることができます。
定期的な投資のメリット
1 感情的な判断を回避
定期的な投資は計画通りに行われるため、市場の変動や感情的な判断に左右されずに投資を継続することができます。これが一番大切です。
上げ相場の時は、「出遅れた!高値掴みになるからもう買えない!!」
下げ相場の時は、「もっと下がる!『落ちるナイフはつかむな』というじゃないか。もう買えない!!」
というように、ビビりまくって買えなくなります(私のことです)。
投資は、自分の資産をいかに長く市場にさらしておけるかが重要です。
定期的に積み立てを行うことで、市場の上下に心理的に振り回されずに、長期的な目標に向かって堅実に資産を積み上げることができます。
2 ドルコスト平均法の効果
投資について勉強を始めるとよく聞きますね。ドルコスト平均法。
要約しますと、市場が高い時には少ない単位しか購入できませんが、市場が低い時には多くの単位で購入ができますので、結果的に平均取得単価を下げることができます、という理論です。
もし、私たちが神通力を預かって、相場や個別銘柄の底値が見通せるのならば、この方法は無用の長物ですが、そんなの分かりっこないですよね。よって、ドルコスト平均法こそが大正義になるわけです。
長期保有の意義
定期的な投資は長期保有の考え方と相性が良いです。
なぜなら我々が行うべき定期的な投資は、イチかバチかで短期的な利益獲得を目指す丁半博打ではなく、10年以上の長期の時間を経て、育てていくものだからです。
投資は時間をかけて成果を出すものであり、短期的な値動きに左右されることは避けるべきです。投資先の選定やポートフォリオの見直しは必要ですが、基本的には長期的な視点で資産を保有することが重要です。なにより疲れてしまいますからね。
結論:すぐさま定期買い付けを始めるのが「ベター」
そんなわけで、「定期的な投資」は私たちが相場の先行きを見通すことができない、というあきらめから選択せざるを得ない、消極的な投資方法ではあります。
しかしその効果を侮ってはいけません。長期投資と組み合わせることで複利効果でえげつない結果を得ることができます。
複利効果を得るには長い間、自分のお金を市場にさらしておくことが必要ですので、私は一刻も早く証券口座に口座を開いて、定期積立の設定を行うことをお勧めしています。
とはいえ、いろいろな意見があっていい
とはいえ、投資は自分の意思で行うものです。国や社会に命令されてやるものではありません。個人の趣味嗜好が反映されるものだとおもいますし、そうあるべきだとも考えます。
後から相場を振り返れば、
「あの時期(あの日)が相場の底だった…」
「あの銘柄に全額投資していれば今頃は…」
等、分かった気になるものです。ですが、今、この場所こそが市場の最先端です。将来のことはわかりません。今晩の夕食の献立だってわからないんですから!
だからこそ、自分の頭で考えて投資の方法を決めるべきです。ですが統計上、万民におすすめできる投資として「定期的な積み立てによる長期投資」があるわけです。せっかく90点をとれる方法があるのですから、まず手始めにそれをやってみるのも一興ではないでしょうか。
自分の投資を確立するのを待っていては、時間がかかりすぎます。だって偉い学者さんが寄ってたかって研究してもいろんな意見が出てきてるんです。だったらとりあえず定期積立、始めちゃいましょう!!