たくぞうの早帰りブログ〜米国株投資で資産形成〜

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読書

「超時短術」越川慎司(日経BP)を読みました。

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皆さんこんにちは。

 残業、嫌ですよね。仕事そのものも嫌なんですが、何となく周囲の雰囲気を読んで帰るのをためらう自分も嫌なものです。自意識高い系サラリーマン(キリリッ)である私としては、時間当たりの生産性を常に上げようと考えながら仕事をしております。しかしながら私の仕事は成果が数字として客観的に判断できるものではないことから、「長く働いてるから偉い!」という風潮はいまだ残っております。あえていえば、はびこりまくってるわけです。早く帰って奥ちゃんに会いたい…。

 さて、今回読ませていただいたこの本、大変勉強になりました。この越川さん、『「週休三日」を実現するコンサルタント』なる肩書をお持ちで、それだけで付いていきたくなるとんがり具合です。この点だけ見ると、すわ元ニートのたわ言の類か?と勘繰りたくなりますが、ご本人は米マイクロソフトに業務執行役員として勤務した後、独立を果たしております。権威にはめっぽう弱いわたくし的にはそれだけで脱帽であります。ちなみにマイクロソフト(MSFT)、購入済みです!

以下、私の琴線をバランバランかき鳴らした項目について備忘録として残しておきたいと思います。

働きがいは報酬になる

著者が26社16マン人に調査した結果、従業員が働きがいを感じるときは、次の三つに集約されるとのことです。

すなわち、「承認」「達成」「自由」です。

 我が身に置き換えて、感じ入ることしきり。

 承認は社内での居場所確保。

 達成は、文字通り目標や事業の完遂。

 自由は、自分で決められる選択の余地ですね。自分で帰る時間を決められるのも立派な自由の一つですよね。

 私はそれなりに年を食ってきましたので、「承認」「達成」「自由」をある程度持つことができるようになりました。自分の努力というよりは、時間の経過によるところが大きいですが。

 若い職員はつらいですよね。少ない給料の中、能力を示すため無理して働いているのが見て取れます。そんなに無理しなくても大丈夫だよ!!

 私も少ないながら部下を持つ身ですが、彼らも働きがいを得ようと五里霧中の中で奮闘しておりますが、やはり長く会社にいないと獲得できない自分の場所、裁量ってありますよね。じゃあどうするんだといった話ですが、それはやっぱり上司・先輩が率先して与えるものだし、確保すべきものなんです。この点を再度確認できました。声掛け、ほめること、大事。あと自分で考えさせることも、要請される枠の中ではありますが裁量の余地を広げていくことに役立ちますので同じように大切ですよね。

感情共有が必要になる

 著者は社内で情報が共有されていないとコミュニケーションに問題が起き、不満や不安も高まっていきます。それを解消するためにグループウェアをいうITツールがあり、予定の共有、メールやチャットでコミュニケーションを円滑化させることに使用され、働き方改革を通じてツールへの投資が盛んにおこなわれるのは当然の動きだといいます。コミュニケーション、大事。

 私は会社では努めて話をするようにしています。誰も話していない状態で口火を切るのはちょっと勇気がいりますもんね。とくに若い職員は。そんなわけで意味のないことでも音がないよりいいかと話しています(おじ参上!)。うるせぇ働けと思っている人もいるとは思うのですが、必要なことです。ただ話し好きな面倒なおじさんではありません!断じて!!

 ですが、最近はコロナ対策のため、当社でも勤務場所を分ける形でのリモートオフィスが実施されているのですが、当然コミュニケーションに不都合が生じています。しかも我々はちょっと特殊なクローズドなシステムを使っておりまして、slackはおろか、zoomも導入されておりません。では、どうするのかといえば、電話、FAX、直接接触等で対応しております。わーお!

 これではちょっとコミュニケーション取るの難しいですよねぇ。電話ではこちらの都合でかけることになるので相手に邪魔になるかもしれないし、そんなに頻繁にもかけられない。私はチャットツールがいいと思うんですよね。みんな見れるようにもできるし、指示・報告のログもとれる。ただ当社の体制では絶対に導入されないのでしょうね。 

 さらに著者はこう続けます。「特に共有すべき感情は『感謝』です。先に説明した通り、承認や達成に働きがいを感じる社員は多くいますので、『ありがとう』という感謝の気持ちを特に社内で共有しあうことで、相手は『承認』され、伝えてくれた人と一緒に『達成』を味わうことができます。そういった共感、心のつながりがチーム力を高め、複雑な課題を解決できるコラボレーションを生み出します。」けだし名言!!感謝の押し売りどんどんしていきたいと思います!!

ムチャな時短で売り上げもモチベーションも下がる

 著者が行った調査(516社)対象によれば、32%の企業が週に1回以上一定時間(19時や20時)にオフィスと一斉消灯を実施しており、うち、一斉消灯により社員の意識が変わったと思うと答えた企業は17%しかなかったそうです。さらに追加調査により、その17%の消灯成功企業のうち、78%の企業は一斉消灯開始から6か月以内であり、短期間ではある程度の成果が出せる可能性があるが、2年以上実施している企業でうまくいっていると答えた企業は8%であり、継続的に実施すべき背策ではない可能性があると示しています。

 続けて、そもそも長時間労働を生む根本原因を解決しないと早く帰れるようにはならない旨を示し、毎年ビジネスの成長を求められる中で、労働時間の削減は求められるのであるから、これまでとは違う働き方を見出さないといけない、と断じています。

 これ、反論の余地のない正論でありながら、現実の会社ではおざなりにされがちな考え方ですよね。当社でも、ご多分に漏れず働き方改革のお題目の下、超過勤務の削減及び生産性向上のための施策として一斉消灯、実施しています。また、業務効率化のためのアイディアだしを従業員に定期的に義務付けています。

 しかももう10年位前からやってるんですね。もうアイディアなんてないですよ。出たとしてもドラスティックに改善するものではなく、小手先・目先を変えるようなものしか出ませんよ!から雑巾絞るようなものです。繊維が切れてしまいます。これも毎年決まった時期に調査するだけになっちゃってるんですよねぇ。

 じゃあどうすればよいかといえば、先に話に出たようなITツールを導入するか、金を使ってコンサルタント等外部の目を入れて無理無駄を大胆に削る可能性を模索するしかないんじゃないでしょうか。経済回そうよ!!

結論!

 いやー勉強になりました。会社として全体的にツールを導入は無理でも、私の意識一つで同僚の働きやすさを改善することもできますよね。当社は働きにくい会社では決してないのですが、図体が大きいため、個人の才覚(私ではなく、偉い人でも)が総体に与える影響が極めて限定的です。ありていに言えば旧態依然の官僚的な会社ということもできます。変化は社会の圧力に押される形で、ゆっくりとゆっくりと行われます。その変化が起こるまでは、自分の手の届く範囲で頑張りたいと思います!本日もありがとうございました!

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